結婚するなら長男か次男か

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結婚するなら長男か次男か?は現代社会では重要ではない

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男子の兄弟で、長男と次男がいる場合、結婚するならどちらが良いかは迷うところです。

 

戦前は家督相続の制度があり、最初に生まれた男子と他の兄弟では役割がはっきりと分かれていました。

 

最初に生まれた男は家督として特別に扱われ、親の全ての財産を相続する代わりに、親族の面倒を見る義務を負う存在でした。

 

二番目以下の兄弟は大きくなったら家を出て、他の家に婿ではいるか、独立するかの選択を迫られました。

 

明治以降は日本は経済発展が著しく、二番目以下の兄弟は都会へ出て就職するか事業を起こすかするのが一般的でした。

 

後で生まれた兄弟は当然のことながら都会へ出て出世することもあります。

 

大学教授になったり、会社の社長となったり、軍人として偉くなる人もいました。しかし、実家に戻れば長男は格別の存在として扱われることに変わりがありませんでした。

 

たとえ他の兄弟が出世しても、長男を差し置いて社会的尊敬を得ることはできず、戦前は生まれながらに格別の存在だったのです。

 

戦後は全ての国民が法律上平等となり、家督相続制度は廃止となりました。

 

民法による財産の相続も兄弟同士は平等となり、特定の兄弟が自動的に特権を得ることはなくなりました。

 

このことは、親を扶養する義務においても兄弟同士では違いがなくなったことを意味します。

 

結婚するならどちらを選ぶかの選択でも、親の扶養義務に差はなくなりました。

 

親から見ても老後は兄弟の誰に見てもらうかの期待を、特定の子供に託すこともなくなりました。

 

一般的に始めに生まれた子供は男女を問わず保守的で、他の兄弟に対して責任感が強いと言われています。二番目以下の子供は冒険心に富み、活動的であるのが普通です。

 

もちろん兄弟にはそれぞれ個性があるので、一概には言えない部分があります。

 

結婚するならどちらを選ぶかは、生まれた順番で決めるのはほとんど意味がなくなっています。

 

むしろ、一人っ子であるかどうかや、会社人間であるかどうかのほうが問題です。一人っ子がわがままに育てられ、精神的な安定感が不足しているのは一般的傾向としてあります。

 

もちろん何の問題なく優秀に育つ一人っ子も大勢いますが、全体的な傾向として一人っ子には問題がある場合が多くあります。

 

結婚を考える場合は生まれた順番よりも、一人っ子であるかどうかを確認することが大切だと思います。

 

次に問題となるのは会社人間です。

 

特に大企業に就職し、終身雇用で一生同じ組織で働く会社人間は、他の日本人とは違う属性を持っています。

 

近代社会は仕事をするための機能体と、弱者とも助けあって生活するための共同体に分かれています。

 

欧米の社会人は昼間会社で猛烈に働いても、夜は家庭人となり、又は教会等で宗教活動もします。

 

ボランティアも会社の仕事は関係のない社会的な助け合いとして存在します。

 

ところが、日本の会社に限っては、機能体と共同体の役割が分離していません。

 

一旦会社に入ったら、公私共に人生を会社にささげることが求められる、前近代的な組織が残るのが今の日本社会です。

 

すなわち、会社人間の男子と結婚する場合は、妻も同様に会社組織の一員となることが求められます。

 

憲法で保障されている居住の自由はなく、会社の命令で世界の果てまで行かなければなりません。

 

親が介護の必要な状態になっても、勝手に故郷に帰ることすらできない状態になります。

 

たとえ生活が保障されても、自由のまったくない状態が会社人間とその家族です。結婚する場合に第一に考えなければならないことは、相手が長男か次男かではなく、一人っ子かどうか、或は、会社人間かどうかです。

 

一人っ子でも人格的に問題がなければ心配することはありません。会社人間は自由を束縛されますが、生活だけは当面安定しています。結婚相手はそれらの状況を納得した上で選択することが大切だと思います。